夜、ご飯も食べ終わり暇だったので散歩がてら
子供とスーパーに、マヨネーズを買いに行きました。
速攻マヨネーズを発見した娘は、自分の手柄だと言わんばかりにマヨネーズを抱きしめ離そうとしません。
まぁ、いっかーと思いレジに行き
清算をしようと思ったのですが
それでも、マヨネーズを離そうとしません。
仕方ないので、「ほれ!レジのオバサンに渡しな」と言おうとしましたが・・・
(いくらなんでも、オバサンは失礼だな)と思い
「ほれ!お姉ちゃんに渡しな」と言おうとしましたが・・・
(いくらなんでも、お姉ちゃんって歳じゃないしな)とも思い
咄嗟に出た言葉が何故か「ほれ!レジの、おばぁちゃんに渡しな」でした・・・・・・・
顔色が変わるレジの女性・・・・
もはや、なんてフォローして良いのか見当も付かず思考が停止する父親
それでも、マヨネーズを離さない娘。。。
どれだけの、時間が流れたのでしょう。
数秒だったような、数分だったような。
長く、短い沈黙を打ち破るよう
レジの女性が、娘からマヨネーズひったくてバーコードを読み取りました。
乾いた電子音が、沈黙の三人の間に流れました。ピッ・・・・ピッ
その音は、ひどく他人を傷つけってしまった私への処刑までのカウントダウンのように聞こえました。
そして、レジの女性は麻雀で役満でもツモッたかのごとくお買い上げシールを叩きつけるように貼り付けてくれました・・。
お金を払い、そそくさと逃げるように去りました。
「ありがとうございました、またおこしくださいませ。」
自動ドアの自動音声だけが、僕の失敗を慰めてくれました。
abi
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