スキーに行ってきました。
昔は、良くマリーナのスタッフで一台の車に4・5人乗ってワイワイと行ったものです。
今どきの若者は、あまりスキーととかもしないようで
今回は友人と二人で行ってきました。
お手軽スキーが良いと主張する友人は、水上インター降りてすぐのスキー場が良いと駄々をこねていましたが
僕がハンドルを握っていたので問答無用で、湯沢のスキー場まで連行しました。
ここは、コースが広く3つのスキー場が一枚のリフト共通券で利用できるスキー場で 20基ほどのリフトが使える
壮大な昔から大好きなスキー場でした。
せっかくだから、そこに行こう!っと特に相談もなく決めました。
で、到着したら・・・・ 「豪雪」
見たことねー、こんなすごい雪・・・
そして、「大風」
滑り出すと降雪がすごく,僕らのメンテナンス不足のスキー板は全くと言って良いほど滑らず・・・
きっと斜面が、緩やかだからイケないんだ。一番上までいけば大丈夫なはずだ!と安易な考えでリフトで山頂まで
そして・・・豪雪の中で見事に埋まりました。
腰まで。
ガッポリと。
周囲見渡してもしばらくこの雪の深さは変わらない様子です。
皆さん、腰まで雪にハマったことありますか?
最初は笑ってられますが、次第に足が動かなくなってきます。
吹雪の中、視界もなく何時まで歩き続ければ良いのかと考えていると恐ろしくなってきます。
こんな時、心の弱虫が出てきたらおしまいです。
恐ろしい事は、なるべく考えないように
楽しい事だけ考えて。担いだスキーが重くても無視で。
雪が、腰から胸の位置まで深くなってきても・・・考えないふりで!
ふと、後ろから歩いてきている友人が気になり振り向くと
見たこと無いくらい、切羽詰まった表情をしています。
しかし、心得たもので弱気な言葉は言いません。
「abiてめー! そもそも水上じゃねーじゃねーか! お前と居るとロクな事がない!!」
思いつくだけの罵声を浴びせてくれます。
それで良いのです。ここで「怖い・・」とか「もう駄目なんじゃ・・・」とか言われたら
僕の心も折れてしまいます。
さすが長年の友人です。
きっと、僕が心配して振り向く事も体力の消耗になると思い
付いて行ってるよと分かるように、わざと罵声を浴びせてくれているのでしょう。
でも、もうダメかも・・・・と思ったとき、ようやく山小屋が見えてきました。
息も絶え絶え、二人で山小屋へ入りました。
冷えた体が暖房で温まるのですが、末端にジンジン激痛が走ります。
助かった・・・
がんばった友人を褒めたくて「お前、よく弱気な事言わなかったな・・・、本当にガンバ・・・」って言うくらいに
「てめーが、こんな所連れて来たから死ぬ所だっただろ!! さっきからガン無視しやがって!!」物凄い罵声を浴びせられました。。。
どうやら、本気で怒っていたようです。
心が小さい奴です。
abi
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